令和2年の火災損害額
損害額は電気火災が一番多い
【損害額上位に電気火災の項目が複数ある】
特定の大規模な火災により平成29年の損害額は「排気管」が、平成30年は「溶接機・切断機」が例年になく高額となりました。
令和2年中は特定の大規模な火災による極端な損害額の突出はありません。
電灯電話等の配線など出火件数は比較的少ない電気が原因の火災が多く上位に入っています。
【電気火災の損害額は多い】
「電灯電話等の配線・電気機器・配線器具・電気装置・交通機関内配線」の電気火災の損害額を合計すると130億円以上で、2位のストーブの3倍以上であり、電気火災の損害額は非常に多い。
電気火災の多くは建物で発生するため、損害に直結しやすいと考えられます。
火災件数の推移は安定していますが、損害額の推移は大規模な火災があるとその年だけ極端に増加します。
電気火災は大規模な火災がなくても毎年80億円以上で他の原因より圧倒的に多い損害額で推移しています。
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